事業紹介

かんてん


産地名

長野県茅野地方

視察日

2012年2月 3日

角寒天

茅野駅前にある寒天のモニュメント!
茅野駅前にある寒天のモニュメント!
長野県茅野地方に角寒天の産地視察に行ってきました! 天然乾燥で角寒天を作っているのは、世界で唯一、この地域のみとなっています。 茅野駅の駅前には、立派な角寒天モニュメントも建っています!
 
 
尾胡と天草、どちらも海藻です!
尾胡と天草、どちらも海藻です!
角寒天の原料となる天草(てんぐさ)と尾胡(おご)です。 角寒天作りは、天草と尾胡を洗い、煮溶かすところから始まります。 約10時間程かけて煮溶かし、布でこした後に箱に流して固めます。
 
 
寒天の天日干し風景です!
寒天の天日干し風景です!
固まった角寒天は、5cm角、長さ30cmに切り分けられ、屋外に出して凍結させます。 凍結した角寒天は、日中、気温が上がると水分だけが溶け出して蒸発します。 この凍結と解凍を繰り返すうちに、水分とあくが抜け、色も白くさらされます。この工程は14?20日間程かけて行われます。その間、天候によって、屋外に出したり、しまったりを繰り返します。また、乾燥具合をチェックし、向きを北向きと南向きに変える作業もあります。このように手間暇をかけることによって、色が白くきれいな角寒天ができあがります。漂白剤を使って白くした角寒天もありますが、こちらでは無漂白の角寒天のみを作っています。
 
 

洗ってちぎって鍋料理に!
洗ってちぎって鍋料理に!
最近では、使い勝手の良い粉寒天もよく使われますが、固める力は角寒天の方が強く、栄養価も高いそうです。角寒天は煮溶かして使われることが多いですが、洗ってちぎった角寒天をそのままサラダや味噌汁、鍋料理に加える食べ方もあります。とても簡単ですので、是非お試し下さい!